コラム基礎知識

外壁塗装で防火・耐火性能は向上するか

2026-09-20

外壁塗装で防火・耐火性能は向上するか

近隣火災からの延焼防止や、建築基準法の防火地域・準防火地域の規制を満たすために、「防火塗料」を使った外壁塗装が有効かどうか、多くの方が疑問に思っています。

防火塗料の仕組みと効果

防火塗料(難燃塗料・耐火塗料)には大きく2種類あります:

発泡型耐火塗料(膨張型):

高温(200〜300度)になると塗膜が発泡・膨張して断熱層を形成

炭素質の断熱層が下地材への熱到達を遅らせる

主に鉄骨の耐火被覆に使用される(外壁ではなく構造部材向け)

費用:一般塗料の3〜5倍程度

無機系耐火塗料(陶器質系):

シリコン・無機質系の塗膜が高温での変質を抑制

燃えにくい塗膜を形成

木造外壁への適用例もある

費用:フッ素系塗料と同等〜やや高め

建築基準法の防火規制と外壁塗装の関係

建築基準法では、防火地域・準防火地域における外壁の防火性能について規定があります。しかし、この規制を満たすのは主に「外壁材」の問題であり、塗料の選択だけで防火規制に適合することはできません。

防火・準防火地域での外壁には、防火構造の認定を受けた外壁材(サイディング・モルタル等)を使用すること、または告示に基づく仕様を満たす構造であることが求められます。これらは外壁材・下地の問題であり、外壁塗装(塗料の選択)だけでは対応できません。

外壁塗装で現実的に期待できる防火効果

外壁塗装が防火面で貢献できる現実的な効果は以下の通りです:

延焼遅延効果:無機系・フッ素系の高耐候性塗料は、有機系塗料より燃えにくい傾向があります。ただし、火炎に直接さらされた場合の耐火時間は数分程度の差しかなく、構造的な防火性能とは別物です。

外壁表面の健全性維持:外壁塗膜が劣化し、ひび割れや欠損が生じると、火の侵入経路になる可能性があります。定期的な外壁塗装で外壁を健全な状態に保つことが、間接的に防火性能の維持につながります。

防火性能向上を目的とした外壁リフォームの選択肢

外壁の防火性能を本格的に向上させたい場合:

外壁材の張り替え:木造外壁からサイディング(窯業系・金属系)への張り替え(30坪で150〜300万円)

外張り断熱リフォーム:外壁の外側に不燃断熱材を追加する方法

モルタル塗り増し:既存外壁にモルタルを増し塗りして防火性を高める方法

これらと外壁塗装を組み合わせることで、防火性能と美観を同時に改善できます。

塗りくらべーるで無料相見積もりをご活用ください。防火性能を含めた外壁リフォームの選択肢について、複数の専門業者に相談して最適なプランを検討しましょう。

埼玉東部エリアの外壁塗装

最大4社から無料で相見積もりが取れます

今すぐ無料見積もり →