コラム基礎知識

外壁のふくれ・剥がれが起きる原因と対処法|放置するとどうなる?

2025-07-12

外壁のふくれ・剥がれとは

外壁のふくれとは、塗膜が外壁材から浮き上がってぷくっと膨らんだ状態です。剥がれはそのふくれが破れて塗膜が落ちた状態を指します。いずれも外壁の防水性が失われているサインであり、放置すると深刻な問題につながります。

主な原因

1. 施工不良

  • **下地処理不足:** 旧塗膜の汚れ・油分が残ったまま上塗りしたため、密着不良が起きる
  • **乾燥時間不足:** 下塗り・中塗りの乾燥が不十分なまま次の工程に進んだため、水分が閉じ込められる
  • **適切でない塗料の選択:** 下地に合わない塗料を使用した
  • 2. 外壁材の劣化

  • サイディングボードの吸水・膨張・収縮が繰り返されることで塗膜が剥がれやすくなる
  • ALC(軽量気泡コンクリート)パネルは吸水性が高く、防水性が落ちるとふくれが起きやすい
  • 3. 経年劣化

  • 塗料の耐用年数が過ぎると密着力が低下し、自然とふくれ・剥がれが発生する
  • 南面・西面など直射日光が強い面は劣化が早い
  • 4. 水分・湿気の侵入

  • 外壁の亀裂(クラック)から雨水が侵入し、外壁材と塗膜の間に入り込んでふくれる
  • 放置した場合のリスク

  • **防水性の喪失:** 雨水が外壁材に直接浸透し、腐食・劣化が加速する
  • **構造材への影響:** 雨水が建物内部に達すると、柱・梁などの木材が腐る
  • **カビ・シロアリの発生:** 湿気が内部にこもるとカビや害虫の温床になる
  • **修繕費用の増大:** 早期対応と比べて後になるほど修繕費用が膨らむ
  • 対処法と費用の目安

    |---|---|---|

  • 広範囲のふくれ・剥がれ | 全面塗装 | 80〜120万円(30坪) |
  • 予防のための塗装メンテナンス

  • シリコン塗料:**10〜15年**を目安に塗り替え
  • フッ素塗料:**15〜20年**を目安に塗り替え
  • 定期的な外壁の目視点検(年1回程度)
  • まとめ

    外壁のふくれ・剥がれは放置すると建物の構造にまで影響します。症状が小さいうちに専門家に診断してもらい、適切な補修を行うことが建物を長持ちさせる鍵です。

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