外壁塗装の工程は高圧洗浄から始まります。地味な工程に見えますが、高圧洗浄は塗装の品質と耐久性を左右する非常に重要な工程です。なぜ洗浄が必要なのか、洗浄を省いたらどうなるのかを解説します。
高圧洗浄の主な目的は外壁表面の汚れ・旧塗膜の劣化粉(チョーキング)・カビ・藻・コケ・砂埃などを完全に除去することです。これらが残った状態で塗装すると、塗料と外壁の密着が不十分になり、数年で剥がれや膨れが発生する原因になります。高圧洗浄は外壁塗装の品質を保つための「土台づくり」です。
洗浄に使う水圧は通常50〜150kg/cm²程度で、家庭用の高圧洗浄機より強力な業務用機器を使用します。ただし圧力が強すぎると外壁材を傷つけるリスクがあるため、外壁の材質と劣化状態に合わせて適切な水圧で作業する技術が必要です。
洗浄後に見落とされがちなのが「乾燥時間」です。塗装は外壁が完全に乾燥してから行わなければなりません。洗浄後の乾燥には通常2〜3日必要で、シーズンや天候によっては1週間程度かかることもあります。乾燥が不十分な状態で塗装すると、水分が塗膜に閉じ込められて膨れや剥がれの原因になります。
手抜き工事で多いのが洗浄の省略または不十分な洗浄です。工程写真で「洗浄前後の写真」を業者に記録してもらうことが確認手段として有効です。また洗浄日と塗装開始日が極端に近い(翌日など)場合は乾燥時間が不十分な可能性があります。
塗りくらべーるに登録している業者は高圧洗浄から丁寧に施工し、工程写真を記録に残します。