コラム塗料・製品

外壁塗装の「厚塗り」は良いのか?適切な塗膜厚の基準を解説

2025-10-19

「厚塗りは良い」は正しいか

「塗料を厚く塗れば長持ちする」と思っている方が多いですが、これは必ずしも正しくありません。塗料には製品ごとに**適正な塗膜厚(規定膜厚)**が設定されており、それを大幅に超えると様々な問題が起きます。

適切な塗膜厚の基準

外壁用塗料の規定膜厚は製品によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

|---|---|---|

※μm(マイクロメートル)=0.001mm

厚塗りで起きるトラブル

1. 乾燥不良・ひび割れ

塗料は乾燥収縮するため、一度に厚く塗ると表面が先に乾燥して内部が乾かない「乾燥不良」が起きます。結果としてひび割れや剥離が発生します。

2. タレ・ムラ

縦面に厚く塗りすぎると重力で塗料が垂れ落ち、仕上がりがムラだらけになります。

3. 密着不良

下塗りを規定より厚く塗ると、上塗り塗料との密着力が低下し、早期剥離の原因になります。

「手抜き工事」の判断ポイント

反対に「薄塗り」は明らかな手抜き工事のサインです。

  • 3回塗りを2回で済ませる中塗り省略など
  • 塗料を過剰に希釈する水や溶剤で薄めて塗料量を節約
  • 見積書に「3回塗り」「規定希釈率厳守」と明記されているか確認し、施工中に職人に工程を確認するのが有効です。

    施工中に確認できること

  • 下塗り完了後に養生(乾燥)時間が確保されているか
  • 中塗りと上塗りの色が異なる(色変え塗り)で確認できるか
  • 塗料の使用量が見積もりと合致しているか(缶の数を確認)
  • まとめ

    適切な塗膜厚は塗料ごとに決まっており、厚すぎても薄すぎても仕上がりに悪影響を与えます。

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