「厚塗りは良い」は正しいか
「塗料を厚く塗れば長持ちする」と思っている方が多いですが、これは必ずしも正しくありません。塗料には製品ごとに**適正な塗膜厚(規定膜厚)**が設定されており、それを大幅に超えると様々な問題が起きます。
適切な塗膜厚の基準
外壁用塗料の規定膜厚は製品によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
|---|---|---|
※μm(マイクロメートル)=0.001mm
厚塗りで起きるトラブル
1. 乾燥不良・ひび割れ
塗料は乾燥収縮するため、一度に厚く塗ると表面が先に乾燥して内部が乾かない「乾燥不良」が起きます。結果としてひび割れや剥離が発生します。
2. タレ・ムラ
縦面に厚く塗りすぎると重力で塗料が垂れ落ち、仕上がりがムラだらけになります。
3. 密着不良
下塗りを規定より厚く塗ると、上塗り塗料との密着力が低下し、早期剥離の原因になります。
「手抜き工事」の判断ポイント
反対に「薄塗り」は明らかな手抜き工事のサインです。
見積書に「3回塗り」「規定希釈率厳守」と明記されているか確認し、施工中に職人に工程を確認するのが有効です。
施工中に確認できること
まとめ
適切な塗膜厚は塗料ごとに決まっており、厚すぎても薄すぎても仕上がりに悪影響を与えます。
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