コラム基礎知識

築25年の家の外壁塗装で注意すべき劣化ポイント

2026-01-28

築25年の家の外壁塗装で注意すべき劣化ポイント

築25年を迎えた住宅はすでに2〜3回の外壁塗装の周期を経ているはずですが、中には初めて塗り替えを検討される方もいます。築25年の住宅特有の劣化ポイントと対処方法を解説します。

築25年住宅の特徴と外壁材

1990年代後半〜2000年代前半に建てられた住宅の外壁材の特徴:

外壁材の種類主な特徴注意点
モルタル左官仕上げ、厚みあるクラック・浮き・剥がれが多い
窯業系サイディング(薄型)早期のサイディング住宅コーキングの劣化が顕著
ALCパネル軽量気泡コンクリートひび割れ・シーリング劣化

築25年で特に確認すべき劣化ポイント

1. 外壁のチョーキング(粉化)

手で外壁を触ると白い粉が付く現象です。塗膜の樹脂成分が分解・粉化しており、防水機能が著しく低下しています。築25年ではほぼ全ての住宅で確認されます。

2. 外壁のひび割れ(クラック)

クラックの幅・深さによって対処が変わります。

クラックの種類対処法
ヘアークラック0.3mm未満弾性塗料で対応可
構造クラック0.3mm以上シーリング補修が必須
貫通クラック外壁を貫通下地補修が必要

3. シーリング(コーキング)の劣化

窓まわり・サイディングの目地のシーリングは10〜15年で劣化します。築25年では1〜2回の打ち替えが理想的でしたが、未実施の場合は大きなひび割れ・剥がれが生じています。全面打ち替えが必要になることが多いです。

4. 外壁の浮き・剥がれ

モルタル外壁では浮き(外壁と下地の間に空洞ができる現象)が発生することがあります。打診棒で叩いたときに空洞音がする箇所は補修が必要です。放置すると大面積での剥落につながります。

5. 苔・カビの繁茂

日当たりが悪い北面・西面を中心に苔・カビが繁茂しています。高圧洗浄だけでなくバイオ洗浄(苔・カビ除去剤)が有効です。

6. 破風・軒天・雨樋の劣化

外壁だけでなく付帯部(破風・軒天・雨樋)も25年経過で劣化が著しく、同時施工が必要になるケースが多いです。

築25年住宅の外壁塗装費用目安

工事内容費用目安
外壁塗装(30坪・シリコン)80〜95万円
屋根塗装同時施工+20〜40万円
コーキング全面打ち替え+10〜20万円
下地補修・クラック補修+5〜20万円
破風・軒天・雨樋塗装+5〜15万円
**合計目安****90〜175万円**

築25年の場合、下地補修の範囲が広いため費用が膨らむことがあります。現地調査による正確な見積もりが不可欠です。

塗料選びのポイント

築25年の住宅には長持ちする塗料の選択が合理的です。

  • **フッ素塗料**(耐久15〜20年):次回の塗り替えまで長期間保護できる
  • **無機塗料**(耐久20〜25年):最高クラスの耐久性、高コストだが長期コストは有利
  • 弾性塗料クラックへの追従性が高く、モルタル外壁に特に効果的
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