コラム基礎知識

築5年の家の外壁点検で確認すべきポイント

2026-05-03

築5年の家の外壁点検で確認すべきポイント

新築から5年が経過した住宅は、外壁の「初期点検」を行う絶好のタイミングです。この時期に発見できる劣化のサインは軽微なものが多く、早期対処により将来の大規模修繕コストを大幅に抑えることができます。

点検ポイント1:コーキング(シーリング)の状態

外壁の目地や窓周りに使われているコーキング材は、一般的に5〜7年で弾力性を失い始めます。築5年の時点で「ひび割れ・肉やせ・剥離」が見られる場合は、コーキングの打ち替えを検討してください。コーキングが劣化すると雨水が侵入し、外壁の内部から腐食が進む原因になります。打ち替え費用の目安は1棟あたり8〜15万円程度です。

点検ポイント2:塗膜の白化・チョーキング

外壁を手で触ったとき、白い粉が付着する現象を「チョーキング(白亜化)」と呼びます。築5年でチョーキングが発生している場合は、塗料の品質や施工品質に問題があった可能性があります。チョーキングが確認されたら、早めに塗り替えを計画することをおすすめします。

点検ポイント3:ひび割れ(クラック)の確認

0.3mm未満の微細なひび割れ(ヘアークラック)は美観上の問題にとどまりますが、0.3mm以上の構造クラックは雨水侵入のリスクがあります。特に窓角の斜めひび割れや基礎付近のクラックは要注意です。目視だけでなく、専門家によるクラックゲージ測定を依頼することで正確な評価が得られます。

点検ポイント4:カビ・苔・藻の発生

北面や日当たりの悪い部分に発生しやすいカビ・苔・藻は、外壁の塗膜を侵食します。築5年での発生は防水性の低下を示すサインです。高圧洗浄と防カビ・防藻塗料による早期対処が有効で、放置すると塗り替え費用が20〜30%増加するケースもあります。

点検ポイント5:サイディングボードの反り・浮き

窯業系サイディングの場合、ボードの反りや浮きが5年以内に発生することがあります。特に南面など日射量の多い面は温度変化の影響を受けやすく、ビス緩みや目地の開きが生じる場合があります。早期発見により、ボード交換(1枚あたり2〜5万円)で済む場合がほとんどです。

まとめ:築5年は「予防」の最適タイミング

築5年での点検は「本格的な塗り替え前の事前確認」として位置づけられます。大規模な修繕は不要でも、部分補修や点検記録を残すことで、10〜15年後の本格塗り替え時に正確な状態評価が可能になります。

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