コラム基礎知識

既存の外壁色に合わせた部分補修塗装の難しさと対策

2025-07-15

部分補修塗装で色が合わない理由

外壁の一部だけを塗り替える「部分補修塗装」は、外壁全面を塗り直す全面塗装に比べて費用を大幅に抑えられる一方、仕上がりの色合わせが非常に難しい工事です。色が合わない原因を理解しておくことで、業者選びや施工方法の判断に役立てられます。

色ずれが生じる主な原因

1. 経年による退色

既存の外壁は紫外線・雨・汚れにより、塗装時の色から少しずつ変色(退色)しています。どんなに精密に色を合わせた補修塗料を作っても、退色した外壁に塗ると新鮮な色が浮いて見えます。

2. 塗料ロットの違い

同じ品番の塗料でも、製造ロットによって微妙な色差(メタメリズム)が生じます。当初の塗装から数年が経過していれば、同じ品番でも色が合わない可能性があります。

3. 日当たりの違いによる発色の差

同じ色の塗料でも、塗る面の日当たり・下地の明暗によって発色が変わります。南面と北面では同じ塗料を使っても仕上がりの見え方が異なります。

4. 塗膜の厚みと光沢の違い

補修した箇所は新鮮な塗膜で光沢があり、周囲の経年した塗膜とツヤが異なって見えることがあります。

色合わせの精度を高める方法

調色(ちょうしょく)サービスの活用

大手塗料メーカー(日本ペイント・エスケー化研・関西ペイント等)は調色サービスを提供しており、外壁の一部を持ち込むか色番号を伝えることで近い色を作成できます。ただし完全一致は難しく、許容誤差内での対応になります。

現地色合わせ

熟練の塗装職人が現地で塗料を混合しながら目視で色を合わせる方法。職人の経験と技術に依存しますが、最も現実的な対応手段の一つです。

グラデーション塗装

補修箇所を境界にはっきりと色分けするのではなく、グラデーション状にぼかしながら塗り広げることで境界線を目立たなくします。

部分補修塗装の現実的な費用感

|---|---|---|

部分補修が適しているケース・全面塗装が適しているケース

**部分補修が適しているケース**

  • 築5〜10年未満で外壁の大部分が健全な状態
  • 台風・飛び石等の衝撃による局所的な損傷
  • 美観より防水性の回復が優先
  • **全面塗装が適しているケース**

  • 築10年以上で外壁全体に経年劣化が見られる
  • 部分補修の色ずれが許容できない
  • 次の塗り替えまで15〜20年の耐用年数を確保したい
  • まとめ

    部分補修塗装の色合わせは技術的に難易度が高く、完全な一致は困難です。費用・美観・耐久性のバランスを考慮した判断が必要です。塗りくらべーるで無料相見積もりを取り、部分補修と全面塗装どちらが適しているか複数業者の意見を聞いてみてください。

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