コラム費用・価格

職人不足が外壁塗装費用と工期に与える影響

2026-08-11

外壁塗装業界の職人不足の現状

建設業全体で深刻化している職人不足は、外壁塗装業界にも大きな影響を与えています。国土交通省のデータによると、塗装工の就業者数は2010年代から減少傾向が続いており、2030年には現在比で15〜20%の不足が生じると予測されています。

職人不足が費用に与える影響

**人件費の上昇**

職人の需給バランスが崩れることで、熟練職人の日当(人件費)が上昇しています。外壁塗装の人件費は施工費全体の40〜50%を占めるため、人件費の上昇は直接見積もり金額に反映されます。

具体的な影響例:

  • 熟練職人の日当:2020年比で15〜25%上昇
  • 30坪の住宅の人件費分:2020年の30〜40万円 → 2026年の38〜50万円(目安)
  • **工期の長期化**

    職人が不足することで、1つの現場に投入できる職人数が減り、工期が延びる傾向があります。通常2週間程度で完了する工事が3〜4週間かかるケースも増えています。工期が延びると、借りる足場の日数が増え、足場費用が割高になることもあります。

    繁忙期の工期遅延リスク

    春(3〜5月)と秋(9〜11月)は塗装工事の繁忙期で、人気業者への依頼が集中します。この時期は:

  • 予約から施工開始まで1〜3ヶ月待ちになるケースがある
  • 工期中に「別の現場が入り、作業が中断する」リスクがある
  • 工期延長に伴うコスト増が発生することがある
  • 業者選びで確認すべきポイント

  • **専属職人か外注職人か**:自社雇用の専属職人が施工する業者は、品質管理と工程管理が安定しています。外注(下請け)依存度が高い業者は、繁忙期に職人が確保できないリスクがあります。
  • **工程表を事前提示してくれるか**:施工開始前に詳細な工程表(着工〜完工の日程)を提示してくれる業者は、工期管理への意識が高い証拠です。
  • **工期遅延時の対応ポリシーを確認する**:天候不良や職人都合での遅延が生じた場合の連絡方法・対応方針を事前に確認しておきましょう。
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