コラム基礎知識

モルタル外壁のひび割れ補修と塗装|クラックの種類と対処法

2026-12-26

モルタル外壁のひび割れは、規模と原因によって適切な対処法が異なります。すべてのひび割れが同じリスクを持つわけではありませんが、放置すると雨水の浸入や構造への影響につながるため、正しく判断することが重要です。

ひび割れの種類は大きく「ヘアクラック」と「構造クラック」に分けられます。ヘアクラックは幅0.3mm未満の細いひび割れで、モルタルの乾燥収縮によって起きる一般的な劣化症状です。防水性への影響は小さく、塗装の下塗り材で充填できることが多いですが、放置すると拡大するリスクがあります。

構造クラックは幅0.3mm以上のひび割れで、建物の構造的な問題や地盤の動き・不同沈下などが原因の場合があります。幅1mm以上のクラックは「重症」とみなされ、コーキングやパテによる補修が必要です。特にU字型やV字型に割れているクラックは深くまで貫通している可能性があり、早急な対処が必要です。

補修方法はクラックの幅によって異なります。0.3mm未満はフィラー系下塗り材で対応、0.3〜1mmはシーリング材(コーキング)充填後に下塗り、1mm以上はエポキシ樹脂による注入補修またはシーリング充填後に弾性塗料で仕上げるのが一般的です。

「弾性塗料」はひび割れの多いモルタル外壁に向いた塗料です。塗膜が柔軟に伸縮するため、小さなひび割れが発生しても塗膜がついていき防水機能を維持します。特に微弾性フィラーを下塗りに使用することでひび割れの追従性が高まります。

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