無機塗料が注目される理由
無機塗料は耐候性が高く、長期間にわたって外壁の美観と防水性を保てる塗料として注目されています。耐用年数が長いため「一番良い塗料」と思われることも多いですが、すべての住宅・状況に最適とは限りません。
無機塗料の主なデメリット
無機塗料の費用はシリコン塗料の1.5〜2倍程度になることが多く、初期費用が大幅に増加します。また、無機素材は硬くなる特性があるため、外壁に柔軟性が求められる場合(ひび割れが多い外壁など)には適さないケースがあります。
居住予定年数で塗料を選ぶ
たとえば「10〜15年後に売却か建て替えを考えている」という場合、耐用年数が25年以上とされる無機塗料の高い初期費用を回収できない可能性があります。そのような場合は、費用を抑えつつ十分な耐久性があるシリコン塗料やフッ素塗料の方が合理的な選択になることが多いです。
外壁材との相性も重要
無機塗料は外壁材の種類によって相性が異なります。弾性が必要な外壁材(一部のサイディングや柔軟性を求めるモルタル壁など)に無機塗料を使用すると、ひび割れに追随できずに剥がれるリスクが出ることがあります。外壁材の種類を業者に診断してもらうことが大切です。
「高い塗料=良い仕上がり」ではない
塗装の仕上がりを左右する最大の要素は塗料のグレードではなく、業者の技術と丁寧さです。高価な無機塗料を使っても、下地処理や塗布回数が不適切なら耐久性は低下します。一方、シリコン塗料でも腕の良い職人が丁寧に施工した方が長持ちするケースがあります。
シリコン塗料が向いているケース
シリコン塗料はコストパフォーマンスが高く、外壁塗装の中で最もよく使われる塗料です。費用を抑えながら10年以上の耐久性を確保したい方、予算が限られている方、頻繁なリフォームに抵抗がない方には、シリコン塗料の選択が合理的です。
フッ素塗料が向いているケース
フッ素塗料は無機塗料より費用が抑えられながら高い耐久性を持ちます。20年程度の長期居住を予定しているが無機塗料の費用を抑えたい方には、フッ素塗料が現実的な選択肢になります。
業者に複数の塗料の見積もりを依頼する
塗料選びに迷ったら、シリコン・フッ素・無機それぞれの費用と期待耐用年数を業者に説明してもらい、自分の状況に合った選択をすることをおすすめします。塗りくらべーるでは複数業者への相見積もりで、塗料の選択肢を比較することができます。
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