コラム塗料・製品

自然素材系外壁塗料の種類と特徴・費用

2026-07-15

自然素材系外壁塗料とは?

化学合成塗料に代わる選択肢として、漆喰・珪藻土・天然オイルなどを原料とした「自然素材系外壁塗料」が注目されています。環境負荷が低く、独自の質感・風合いが特徴です。

主な自然素材系塗料の種類

漆喰(しっくい)塗料

消石灰を主原料とする伝統的な塗り壁材です。日本の伝統建築に使われてきた素材で、現代では工業化された製品も多く流通しています。

  • 特徴:調湿効果・抗菌性・防火性・二酸化炭素の吸収
  • 仕上がり:白くマットな質感
  • 耐用年数:10〜20年
  • 費用目安(30坪外壁):80〜150万円
  • 珪藻土(けいそうど)塗料

    植物性プランクトンの化石を原料とした塗材です。無数の小さな穴が湿気を吸放出し、調湿効果があります。

  • 特徴:調湿効果・消臭・吸音性
  • 仕上がり:温かみのあるマットなテクスチャ
  • 耐用年数:10〜15年
  • 費用目安(30坪外壁):70〜120万円
  • 天然オイル仕上げ(木部向け)

    木材の外壁・ウッドデッキに使用する亜麻仁油・桐油などを原料とした天然系塗料です。木材の呼吸を妨げずに保護します。

  • 特徴:木の風合いを活かせる・VOCが少ない
  • 耐用年数:3〜7年(定期的な再塗布が必要)
  • 費用目安:3,000〜8,000円/m2
  • 石灰系天然塗料(ミネラルペイント)

    石灰石やミネラル成分を主原料とした塗料で、ヨーロッパで多く使われています。塗膜が硬く耐候性が高いのが特徴です。

  • 特徴:高い耐候性・カビ・藻が発生しにくい
  • 耐用年数:15〜25年
  • 費用目安(30坪外壁):90〜160万円
  • 自然素材塗料のデメリット

  • 一般的な合成塗料より費用が高め
  • 施工できる業者が限られる(経験・技術が必要)
  • 仕上がりのムラが出やすく、均一感を求める方には不向き
  • 素材によっては耐水性・耐候性が合成塗料より低い場合がある
  • こんな方に向いている

  • 化学物質過敏症やアレルギーがある方
  • ナチュラル・エコ志向でVOCを避けたい方
  • 漆喰・土壁など伝統的な雰囲気を好む方
  • 環境負荷を下げた建物にしたい方
  • 施工業者選びの注意点

    自然素材塗料は施工経験が少ない業者では品質が確保できない場合があります。過去の施工実績・写真を確認し、素材の特性を理解している業者に依頼することが重要です。

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