遮熱塗料の仕組みと色の関係
遮熱塗料は、太陽光に含まれる近赤外線(熱エネルギーの約53%を占める)を反射することで建物の表面温度を下げる塗料です。しかし、この遮熱効果は塗料の色に大きく影響されます。なぜなら、色は「光の吸収率」と深く関係しているからです。
日射反射率(SR値)と色の関係
| 色の系統 | 日射反射率(目安) | 夏の外壁表面温度への影響 |
|---|---|---|
| 白・オフホワイト | 75〜90% | 最も低い(通常塗料白と同等) |
| 淡いベージュ・アイボリー | 60〜75% | 低い |
| 中間色(グレー・ブラウン等) | 40〜60% | 遮熱効果が発揮されやすい |
| 濃色(ダークブラウン・ネイビー) | 20〜40% | 通常塗料より低温になる |
| 黒 | 5〜15% | 依然として表面温度は高い |
白と黒の遮熱効果の差
白色の外壁
白は光をほぼ反射するため、遮熱塗料を使用しても通常の白塗料と表面温度にほとんど差がありません。遮熱白色塗料と通常白色塗料の表面温度差は1〜3℃程度とされています。
**白色の遮熱塗料を選ぶメリット:** あまりなし(通常の白塗料でも十分な遮熱性能を持つため)
黒色の外壁
黒色は光を吸収するため、日射による表面温度上昇が最も大きくなります。通常の黒塗料と遮熱対応の黒塗料では、表面温度に15〜25℃の差が出ることがあります。
**黒色の遮熱塗料を選ぶメリット:** 非常に大きい(デザインを維持しながら温度上昇を抑制できる)
遮熱効果が最も発揮される色帯
遮熱塗料の費用対効果が最も高いのは**中間色から濃色の外壁**です。グレー・ブラウン・テラコッタ・ネイビーなどの色帯では、通常塗料との表面温度差が10〜20℃以上になることがあります。
埼玉の夏を考えた遮熱塗料選び
埼玉県は全国でも有数の猛暑地帯で、熊谷市(隣接市)では国内最高気温41.1℃(2018年)を記録しています。春日部・越谷・草加など埼玉東部エリアも夏の外壁表面温度が60〜80℃に達するケースがあり、遮熱効果の高い塗料を選ぶことが室内温度低下・冷房費節約に直結します。
色別の推奨ポイント
遮熱塗料の費用
遮熱機能付き塗料は同グレードの通常塗料に比べて10〜20%程度高い単価になります。
| 塗料グレード | 通常品 | 遮熱対応品 |
|---|---|---|
| シリコン系 | 2,500〜3,500円/㎡ | 2,800〜4,000円/㎡ |
| フッ素系 | 3,500〜5,000円/㎡ | 4,000〜5,800円/㎡ |
まとめ
遮熱塗料は「色によって効果の大小が異なる」ことを理解した上で選択することが重要です。塗りくらべーるで無料相見積もりを取り、色と遮熱効果のバランスについて業者に詳しく相談してみてください。
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