繊維強化塗材(フィラー)とは
繊維強化塗材(せんいきょうかとざい)は、塗料にガラス繊維や合成繊維を混合することで、外壁の補強・ひび割れ防止効果を高めた特殊な下地調整材(フィラー)です。特に老朽化したモルタル外壁やサイディング外壁に使用されます。
通常フィラーとの違い
| 比較項目 | 通常フィラー | 繊維強化フィラー |
|---|---|---|
| 素材 | 合成樹脂のみ | 合成樹脂+繊維 |
| ひび割れ補強 | 中程度 | 高い |
| 引張強度 | 標準 | 1.5〜2倍 |
| 適用範囲 | 軽微な凹凸補正 | 細かいクラック・脆弱部補修 |
| 費用 | 標準 | やや高め(10〜20%増) |
繊維強化塗材のメリット
**1. ひび割れ抑制効果**
繊維がメッシュ状に絡み合うことで、乾燥収縮や温度変化によるひび割れの発生を抑制します。
**2. 既存クラックの補強**
0.3mm以下の細かいヘアクラックを埋めながら、再発を防ぐ効果があります。
**3. 外壁の劣化補修**
チョーキング(粉化)が進んだ外壁面の脆弱な部分を強化し、上塗り塗料の密着性を高めます。
**4. 防水性の向上**
繊維が水の浸透経路を複雑にするため、防水性が向上します。
使用に適した外壁の状態
費用の目安
繊維強化フィラー使用時の追加費用(30坪の場合):
| 作業内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 通常フィラー仕上げ | 5〜8万円 |
| 繊維強化フィラー仕上げ | 8〜12万円 |
| 外壁塗装全体(繊維強化込み) | 90〜130万円 |
施工の注意点
繊維強化塗材は適切な希釈率・塗布量が重要です。塗りすぎると表面に凹凸ができ仕上がりが粗くなる場合があります。経験豊富な業者に依頼することが品質確保のポイントです。
また、繊維強化塗材はあくまでも「補強」であり、構造的なクラックや雨漏りの根本原因を解決するものではありません。深いクラックや雨漏りには別途補修工事が必要です。
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