コラム基礎知識

外壁塗装の3回塗りはなぜ必要?各工程の役割と手抜きのリスク

2027-02-03

外壁塗装の標準的な工程は「下塗り→中塗り→上塗り」の3回塗りです。なぜ3回も塗る必要があるのか、各工程の役割を理解することで、手抜き工事を見抜く力が身につきます。

**下塗り(プライマー・シーラー・フィラー)**は外壁と上塗り塗料をつなぐ接着剤の役割を果たします。外壁素材の吸い込みをコントロールし、上塗り材の密着性を高めます。下塗り材の種類は外壁の素材と状態によって選ばれます。シーラーは吸い込みが多い素材に、フィラーはひび割れの多いモルタル外壁に適しています。下塗りを省くと上塗りが数年で剥がれます。

**中塗り**は下塗りと上塗りの間に施す工程で、塗膜の厚みを確保し、色の隠蔽性(旧塗膜や素材の色を隠す力)を高めます。中塗りを省くと塗膜が薄くなり耐久性と防水性が低下します。また上塗りだけでは色が均一にならず仕上がりにムラが出やすくなります。

**上塗り**は最終的な仕上げ工程で、塗装面の美観・色・艶を決定するとともに、紫外線・雨風から外壁を保護する最外層を形成します。上塗りを1回で済ませると塗膜が薄くなり、耐候性と耐久性が落ちます。

手抜き業者が行うのは「中塗りと上塗りを同じ塗料で2回塗りしたものを3回塗りと称する」「下塗りを1回で済ませる」「各工程の乾燥時間を無視して作業を急ぐ」などのパターンです。工程写真を業者に依頼し、それぞれの工程が確認できる写真を記録してもらうことで手抜きを防ぐことができます。

塗りくらべーるに登録している業者はすべて標準的な3回塗りの施工を行っています。

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