コラム基礎知識

RC造(鉄筋コンクリート)外壁の塗装費用と防水対策

2026-07-01

RC造外壁の塗装とは

RC造(鉄筋コンクリート造)の建物は、コンクリートの外壁に発生するひび割れや中性化から躯体を守るために、定期的な外壁塗装と防水対策が欠かせません。木造や軽量鉄骨と異なり、コンクリートならではの注意点があります。

RC造外壁塗装の費用相場

RC造の外壁塗装費用は、建物規模や劣化状況によって大きく異なります。

戸建てRC造(30坪前後)の目安

工事内容費用目安
外壁塗装のみ(シリコン塗料)60〜100万円
外壁塗装+ひび割れ補修100〜145万円
外壁塗装+防水工事(屋上含む)100〜180万円
弾性塗料仕上げ(高機能)90〜150万円

平米単価の目安

一般的な外壁塗装の塗料単価は1平米あたり2,500〜5,000円程度。弾性フッ素塗料を使用する場合は3,500〜7,000円と高めになります。

RC造で特に重要な工程

1. ひび割れ(クラック)補修

コンクリートは乾燥・温度変化によりひび割れが発生しやすい素材です。幅0.3mm以上のひび割れはVカット工法で補修し、防水性を確保する必要があります。Vカット補修費用は1箇所あたり3,000〜8,000円が目安です。

2. 中性化防止

コンクリートはアルカリ性ですが、年月とともに二酸化炭素の影響で中性化が進み、鉄筋が腐食します。専用の中性化抑制塗料や防水塗料が有効です。

3. 弾性塗料の使用

RC造外壁には、ひび割れに追従できる「弾性塗料」の使用が推奨されます。弾性シリコン塗料や弾性フッ素塗料は、0.5mm程度のひび割れにも対応し、防水性を高めます。

屋上防水との同時施工

RC造の特徴として屋上(陸屋根)を持つ建物が多く、屋上防水工事との同時施工でコストを抑えることができます。屋上防水は5〜10年ごとのメンテナンスが必要で、費用は30平米で20〜50万円が目安です。

塗装のサイクルと寿命

塗料種別塗り替え目安
シリコン系弾性塗料10〜12年
フッ素系弾性塗料15〜20年
無機系塗料20〜25年

RC造塗装業者を選ぶポイント

  • コンクリートの補修・防水工事の実績があるか
  • 弾性塗料の取り扱いに慣れているか
  • 屋上防水工事も一括で対応できるか
  • アフターフォロー・保証内容が充実しているか
  • まとめ

    RC造外壁の塗装費用は戸建てで60〜180万円が目安。ひび割れ補修と弾性塗料の選択が防水性を左右します。屋上防水との同時工事で費用を抑えることも有効です。

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