コラム基礎知識

外壁塗装の2回塗りと3回塗りの違いと品質への影響

2026-11-09

外壁塗装の塗り回数とは

外壁塗装の仕上がり品質を左右する大きな要素のひとつが「塗り回数」です。一般的な外壁塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが標準工程とされています。

3回塗りが標準の理由

**下塗り(プライマー・シーラー)**

外壁材と中塗り塗料の密着性を高める接着剤的な役割を担います。下塗りを省略または薄めると、中塗り・上塗り塗料が剥離しやすくなります。

**中塗り(着色1回目)**

下塗りの上に塗料の本体を塗布します。中塗りと上塗りで塗料を重ねることで適切な塗膜厚さを確保し、防水性・耐久性を発揮できます。

**上塗り(着色2回目)**

仕上げの塗布です。ムラをなくし均一な塗膜を形成します。

2回塗りと3回塗りの比較

項目2回塗り3回塗り
塗膜の厚さ薄い適切
耐用年数短縮(7〜10年程度)標準通り(10〜15年以上)
防水性低下標準
工期短い標準(一般的に7〜14日)
費用安く見せられる可能性あり適正価格

2回塗りで仕上げた場合、塗膜が薄くなるため紫外線・雨水への耐性が低下し、数年で剥離・色褪せが発生しやすくなります。

手抜き工事を見抜くポイント

塗り回数の確認方法:

  • 見積書に「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程が明記されているか確認する
  • 中塗りと上塗りで同じ色を使用する業者は、塗り重ねの確認が困難になるため「中塗りと上塗りは異なる色を使用するか」と質問する
  • 工事中に写真記録(工程写真)を提供してもらう契約にする
  • 適正な3回塗りの外壁塗装工事は、適正価格と工期が伴います。不自然に安い見積もりには2回塗り・薄め塗り・下地処理省略のリスクが潜んでいます。

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