コラム塗料・製品

石油系・水性系塗料の違いと選ぶポイント

2025-11-08

外壁塗装における油性・水性塗料の基本

外壁塗装で使用される塗料は、大きく「油性塗料(溶剤系)」と「水性塗料」に分類されます。それぞれ特徴が異なり、建物の状態・環境・予算によって最適な選択が変わります。

油性塗料(溶剤系)とは

石油系の有機溶剤(シンナーなど)を希釈剤として使用する塗料です。塗膜が硬く、密着性・耐久性に優れています。

**油性塗料のメリット**

  • 塗膜の密着性が高い(古い塗膜の上にも塗りやすい)
  • 耐候性・耐久性が高い
  • 金属や特殊素材への密着力が強い
  • 低温でも施工しやすい
  • **油性塗料のデメリット**

  • シンナー臭が強く、近隣への配慮が必要
  • VOC(揮発性有機化合物)を多く含み環境負荷が高い
  • 一液型水性に比べて施工コストが高い傾向
  • 引火性があるため火気に注意が必要
  • 水性塗料とは

    水を希釈剤として使用する塗料です。近年は技術革新により、油性と遜色のない耐久性を持つ水性塗料が多く登場しています。

    **水性塗料のメリット**

  • 臭いが少なく近隣トラブルになりにくい
  • 環境への負荷が低い(VOC少)
  • 取り扱いが簡単で安全性が高い
  • 近年は耐久性が大幅に向上
  • **水性塗料のデメリット**

  • 低温(5℃以下)での施工が難しい
  • 古い油性塗膜の上への密着が不十分なことがある
  • 金属素材には別途プライマーが必要
  • 油性・水性の比較表

    |---|---|---|

    どちらを選ぶべきか

    **水性塗料が向いているケース**

  • 住宅密集地で臭いを最小限にしたい
  • 環境への影響を重視したい
  • 予算を抑えたい
  • 施工環境の気温が5℃以上確実
  • **油性塗料が向いているケース**

  • 築年数が古く下地の密着性を重視したい
  • 金属屋根・金属部材への塗装がある
  • 冬場の低温施工が見込まれる
  • 長期の耐久性を最優先にしたい
  • 現在の主流は「弱溶剤2液型」と「高品質水性塗料」のどちらかが多く、どちらも耐用年数10〜15年程度を期待できます。業者に建物の状態と環境に応じた最適な塗料を提案してもらうことが重要です。

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