コラム塗料・製品

断熱塗料(遮熱・断熱コーティング)の効果と費用を解説

2026-03-13

断熱塗料・遮熱塗料とは

断熱塗料・遮熱塗料は、通常の外壁塗料に断熱性能や遮熱性能を付加した特殊な塗料です。外壁に塗ることで室内の温度上昇を抑制し、冷暖房費の削減が期待できます。

**断熱塗料と遮熱塗料の違い:**

種類仕組み主な効果
遮熱塗料太陽光の赤外線を反射する夏の室内温度上昇を抑制
断熱塗料熱の移動を遮断する(断熱材的な役割)夏の暑さ・冬の寒さ両方を軽減

代表的な断熱・遮熱塗料製品

ガイナ(日進産業)

宇宙船の断熱技術を応用した断熱塗料。断熱性・遮熱性・防音性・防カビ性など多機能な点が特徴です。

  • 耐用年数の目安15〜20年
  • 価格帯標準塗料より30〜50%程度高め
  • 30坪住宅での追加費用目安10〜20万円程度のアップ
  • サーモアイ(日本ペイント)

    屋根用遮熱塗料として有名ですが、外壁用のシリーズもあります。赤外線反射率が高く、夏の室内温度を下げる効果が実証されています。

    ハイパーユメロック(ロックペイント)

    遮熱機能を備えたシリコン系塗料。コストと遮熱性能のバランスが良い製品として評価されています。

    断熱塗料の費用目安

    断熱・遮熱塗料は通常のシリコン・フッ素塗料より費用が高くなります。

    塗料タイプ30坪住宅(外壁のみ)の目安費用
    標準シリコン70〜90万円
    遮熱シリコン100〜140万円
    ガイナ(断熱)90〜120万円

    断熱塗料の冷暖房費削減効果

    メーカーの試算では、遮熱塗料の使用により夏の室内温度が2〜5度程度低下し、冷房費が5〜15%程度削減されるとされています。

    ただし、実際の効果は建物の構造・断熱材の有無・窓の性能・方角などによって大きく変わります。断熱塗料だけで劇的な省エネ効果を期待するのは難しい場合もあります。

    こんな住宅に特におすすめ

  • 夏の室内温度が高く、冷房費が気になる住宅
  • 2階・屋根直下の部屋が暑い住宅
  • 国の省エネ補助金(断熱リフォーム支援事業)の活用を検討している住宅
  • 長期的なランニングコスト削減を重視する住宅
  • 注意点

    断熱塗料は「万能な省エネ対策」ではありません。窓・断熱材・換気など総合的な断熱改修と組み合わせることで効果が高まります。業者に「本当に費用対効果があるか」を正直に聞いてみることが重要です。

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