外壁塗装は一般的に「下塗り→中塗り→上塗り」の3工程で行われますが、なかでも下塗りは塗装全体の品質を左右する最も重要な工程です。下塗りを省いたり手を抜いたりすると、上塗りがどれだけ高品質な塗料でも早期に剥がれや膨れが発生します。
下塗りの主な役割は「接着剤」です。外壁の素材(モルタル・サイディング・コンクリートなど)と上塗り塗料の密着性を高めるために、専用のプライマーやシーラーを塗布します。下塗り材なしで直接上塗りをすると、塗膜が外壁に定着せず数年で剥がれてしまいます。
また下塗りには外壁の劣化を補修する役割もあります。旧塗膜の劣化粉(チョーキング)を固めたり、ひび割れ部分に浸透して補強したりすることで、外壁全体の強度を回復させます。劣化が激しい外壁ほど下塗りを丁寧に行う必要があり、場合によっては下塗りを2回行う「2回下塗り」が必要なこともあります。
手抜き工事として多いのが下塗りの省略・希釈しすぎ・乾燥時間の短縮です。これらは施工中には見た目でわかりにくいため、悪質な業者が行いやすい手抜きです。見抜くポイントとしては「工程写真の提供」を業者に依頼することが効果的です。下塗り・中塗り・上塗りそれぞれの写真を記録してもらうことで、工程が確実に行われたことを確認できます。
また見積書に「下塗り材」の種類と数量が明記されているかも確認ポイントです。「一式」とだけ書かれていて詳細が不明な見積もりは注意が必要です。
塗りくらべーるに登録している業者は工程写真の提供に対応しており、施工中の状況を透明に報告します。安心して任せられる業者を複数比較してみてください。