地震は「どんな塗料でも」外壁にダメージを与える
耐久性の高い無機塗料や高品質フッ素塗料を使っても、大きな地震が来れば外壁にひびが入ることがあります。塗料の耐候性・耐久性は、紫外線・雨・熱などの「経年劣化」に対する性能であり、地震の衝撃そのものから外壁を守る性能ではありません。
これは高い塗料を使う意味がないということではなく、「塗料だけで地震対策が完結する」という考え方が誤りだということです。
地震後の外壁ひびは早期補修が鉄則
地震でできた外壁のひびを放置すると、そこから雨水が浸入して外壁材・断熱材・構造体への二次被害が広がります。表面上は小さなひびに見えても、内部では深いところまで亀裂が入っているケースがあります。
大きな地震の後は、専門業者による外壁の点検を早めに受けることが重要です。
高い塗料で「長く放置する」より定期的な塗り替えが合理的
耐用年数が25年以上とされる無機塗料は初期費用が高く、「一度塗れば長持ちする」という印象を持たれがちです。しかし、地震・台風・飛来物など予測できないダメージがあると、高価な塗料でも外壁の状態は想定より早く変化することがあります。
一方、耐用年数が10〜15年程度のシリコン・フッ素塗料を使って定期的に塗り替えるサイクルを維持する方法もあります。定期的に業者が点検・施工することで、外壁の劣化やひびを早期発見できるメリットがあります。
どちらが良いかは住宅の状況・居住予定年数・予算によって異なりますが、「高い塗料を使えば何十年も放置できる」という前提は正確ではありません。
コーキングは塗料より先に劣化する
注意が必要なのは、外壁塗料より先にコーキング(シーリング)が劣化するケースが多いことです。無機塗料を使って塗膜が長持ちしていても、コーキングは5〜10年で劣化が始まることがあります。コーキングが劣化すると防水性が低下し、地震の横揺れでも外壁ダメージが出やすくなります。
定期的な点検とコーキングの打ち替えを含めたメンテナンス計画が、長期的な外壁保護につながります。
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