コラム基礎知識

東日本大震災から見えた外壁・屋根被害のパターン

2026-08-02

東日本大震災と埼玉東部の被害

2011年3月11日の東日本大震災(M9.0)では、震源地から離れた埼玉東部でも強い揺れが観測されました。春日部市・越谷市・草加市・三郷市・八潮市など沖積低地に位置するエリアでは液状化被害が発生した地区があり、外壁のひびや建物の傾斜といった被害報告も相次ぎました。

外壁被害のパターン

東日本大震災の被害調査から、外壁被害には一定のパターンがあることがわかっています。

窓・ドア周辺のひびが多く発生しました。開口部は構造的に力が集中しやすい箇所で、地震の揺れによってひびが入りやすい部位です。

コーキングの破断も多く見られました。劣化が進んでいたコーキングは揺れで完全に切れてしまうケースがあり、そこからの雨水浸入が二次被害につながりました。

モルタル外壁のひびも目立ちました。サイディングと比べてモルタルはひびが入りやすく、震災後に多くの住宅で補修が必要になりました。

液状化が外壁被害を拡大させた

春日部・越谷・三郷・八潮などのエリアでは液状化によって建物が不同沈下し、外壁に大きなひびが入った事例がありました。この場合、外壁の修繕だけでは根本的な解決にならず、地盤調査も必要になりました。

あの震災が教えてくれたこと

東日本大震災の教訓として、定期的な外壁・コーキングのメンテナンスが地震時の被害を小さくすること、液状化リスクのあるエリアでは地盤状況の把握が重要なこと、震災後に訪問してくる業者への注意が必要なことが挙げられます。

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