コラム基礎知識

コーキング劣化と横揺れ|地震が来ると外壁が割れやすくなる理由

2026-07-30

コーキング(シーリング)の役割

外壁のサイディングボードは複数枚のパネルを並べて施工されています。そのパネルとパネルの隙間を埋めているのがコーキング(シーリング材)です。コーキングには防水機能のほかに、外壁パネル同士の動きを吸収する「緩衝材」としての役割があります。

コーキングが劣化するとどうなるか

コーキングは紫外線・温度変化・乾燥によって時間とともに硬化・ひび割れ・剥離が起こります。一般的には5〜10年程度で劣化が始まるとされており、劣化が進むと弾力性が失われた硬い状態になります。

この状態で地震の横揺れが来ると、外壁パネル同士の動きをコーキングが吸収できず、パネル自体やコーキング付近の外壁にひび割れが生じやすくなります。

横揺れの大きい地震でコーキングへの影響が出やすい

地震の揺れ方には縦揺れと横揺れがあります。外壁のサイディングに特にダメージを与えやすいのは横揺れです。横揺れはパネルを左右に引っ張るような力をかけるため、硬化・劣化したコーキングがある箇所で集中的にひびが入りやすくなります。

熊本地震のような横揺れの成分が大きい地震では、コーキングの状態が外壁被害の大小に影響したケースがあるとされています。

コーキングの打ち替えで地震への備えを

コーキングの打ち替えは外壁塗装と同時に行うことが多く、足場が必要なため塗装のタイミングに合わせると費用を抑えられます。特に施工から10年以上が経過している場合は、塗装の前にコーキングの状態を業者に確認してもらうことをおすすめします。

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