自宅の外壁材の種類を知ることが大切な理由
外壁塗装を検討する際、まず自宅の外壁がどのような材料でできているかを知ることが重要です。外壁材の種類によって、適切な塗料・下地処理・施工方法が異なり、費用にも大きく影響するからです。
代表的な外壁材の種類と見分け方
**1. 窯業系サイディング(最も一般的)**
木材やセメントを混ぜて板状に成形した外壁材です。現在の新築住宅の約70%に使用されています。
見分け方:外壁の板と板の境目(縦・横の継ぎ目)があり、目地にシーリング材が充填されている。表面に木目・石目・タイル調などのデザインがある。
塗装の注意点:シーリング材の劣化が塗装より早いため、塗装と同時にシーリング打ち替えを行うことが推奨されます。
**2. モルタル外壁(昭和〜平成初期の建物に多い)**
砂とセメントを混ぜた材料を直接壁に塗り付けた外壁です。継ぎ目がなく、吹き付けやコテ仕上げの模様が特徴です。
見分け方:板と板の継ぎ目がない一体感のある壁面。表面に砂壁状・スタッコ仕上げ・リシン吹き付けなどのテクスチャーがある。
塗装の注意点:ひび割れがある場合、補修してから塗装する必要があります。弾性塗料を使うとひびへの追従性が高まります。
**3. ALC(軽量気泡コンクリート)**
珪石・石灰・セメントに気泡を含ませた軽量な建材で、断熱性が高いのが特徴です。「ヘーベルハウス」などの住宅メーカーで多く採用されています。
見分け方:外壁に規則的な目地(約60cm間隔)があり、板の表面が滑らか。たたくと「ポン」という低い音がする。
塗装の注意点:ALCは吸水性が高いため、専用の下塗り材が必要です。一般的なシリコン塗料でも施工できますが、選定を誤ると早期剥離のリスクがあります。
**4. 金属系サイディング(ガルバリウム鋼板など)**
金属板に断熱材を裏打ちした外壁材です。軽量で耐久性が高く、近年人気が高まっています。
見分け方:磁石が付く(鋼板の場合)。表面がスチール光沢を持ち、継ぎ目部分が金属製のジョイント材で覆われている。
塗装の注意点:錆(さび)の処理が必要な場合があります。専用の変性エポキシ系下塗り材を使用します。
**5. タイル外壁**
陶磁器製のタイルを貼り付けた外壁で、耐久性が高い素材です。
見分け方:硬い質感で目地がある。たたくと固い音がする。
塗装の注意点:タイル自体は塗装不要ですが、目地の劣化や剥落防止のためのクリア塗装が有効な場合があります。
外壁材による費用の違い
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