コラム基礎知識

庇(ひさし)・軒の塗装費用と劣化サイン

2026-01-19

庇(ひさし)・軒の塗装費用と劣化サイン

庇(ひさし)は窓や玄関の上部に設けられた小さな屋根のことで、雨水の侵入・日差しの遮断に役立ちます。軒(のき)は建物の外壁より外側に張り出した屋根部分全体を指します。どちらも外壁塗装の際に一緒に点検・塗装することが理想です。

庇の種類と素材

庇の素材は以下の種類が一般的です。

素材特徴塗装目安
板金(ガルバリウム)耐久性高、錆びにくい10〜15年
アルミ軽量・錆びない塗装不要(洗浄のみ)
木製風合い良い・腐食しやすい5〜7年
FRP(繊維強化プラスチック)軽量・成形自由10〜15年

庇の劣化サインと放置リスク

以下のサインが見られたら塗装・補修のタイミングです。

板金庇の劣化サイン

  • 錆びの発生表面に赤茶色の錆が出てきたら塗装の限界
  • 塗膜のひび割れ・剥がれ雨水が侵入して錆が広がる
  • 接合部のシーリング劣化雨漏りの原因になる
  • 木製庇の劣化サイン

  • 変色・黒ずみカビや水染みの発生
  • 木部の腐食指で押すとへこむほど腐食が進んでいる
  • 塗膜の剥離木材の保護機能が失われている
  • 放置すると庇から外壁・室内へ雨水が浸入し、構造材の腐食・カビの繁殖につながります。

    庇の塗装費用目安

    工事内容費用目安
    庇の塗装(1箇所あたり)1〜3万円
    庇のシーリング補修0.5〜1.5万円
    木製庇の補修・塗装2〜5万円
    板金庇の錆落とし・塗装2〜4万円

    軒(のき)の役割と塗装

    軒は外壁への雨水の直接当たりを防ぎ、外壁の劣化速度を緩やかにします。軒の出幅が大きいほど外壁は長持ちします。軒裏(軒天)は湿気がたまりやすく、カビ・染みが発生しやすい部位です。

    軒の塗装費用目安

    工事内容費用目安
    軒天塗装(30坪一戸建て)2〜5万円
    軒の木部塗装3〜6万円
    軒天ボード張り替え5〜15万円

    外壁塗装と同時施工のメリット

    庇・軒を外壁塗装と同時に施工することで、足場費用を1回分に抑えられます。30坪の一戸建てで庇2箇所・軒天全体を外壁と同時施工した場合、単独施工と比べて10〜20万円のコスト節約になります。

    DIYは可能か?

    庇の高さが2〜3m以上の場合は転落リスクが高く、専門業者への依頼が安全です。1階部分の低い庇であれば木部の塗り直し程度はDIYできますが、下地補修・シーリング処理は技術が必要なため業者に相談するのが賢明です。

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