コラム基礎知識

外壁塗装「3回塗り」の重要性と手抜き業者の見分け方

2026-03-10

なぜ「3回塗り」が基本なのか

外壁塗装は1回塗っただけでは十分な耐久性が得られません。「下塗り→中塗り→上塗り」の3工程に分けて塗ることで、各層が役割を果たし、長持ちする塗装面を作ります。

**各工程の役割:**

|---|---|

この3工程を省くと塗膜が薄くなり、数年で剥離・ひび割れが生じる手抜き工事になります。

手抜き工事の主なパターン

パターン1:下塗りを省く

外壁と中塗り塗料が直接触れると密着不良が起き、施工から2〜3年で剥がれが発生します。見た目では判断しにくいため、工程写真を確認することが重要です。

パターン2:塗料を薄めすぎる

希釈率(水や溶剤で薄める割合)を超えて薄めると、規定の膜厚が確保できません。メーカーが定める塗布量(1缶あたりの塗布面積)が守られているかチェックを。

パターン3:乾燥時間を守らない

各工程の間に適切な乾燥時間(通常4〜8時間以上)が必要です。乾かないうちに次の塗料を重ねると密着不良が起きます。工事日数が極端に短い場合は要注意。

パターン4:中塗りと上塗りを同じ色にする

「中塗りと上塗りの色を変える」のは、塗り忘れを防ぐためのプロの技です。同じ色では工程の確認ができないため、2工程を1工程にごまかす業者もいます。

手抜き業者を見分ける5つのチェックポイント

  • **工程写真の提供**:施工中に「下塗り完了」「中塗り完了」などの工程写真を撮影してくれるか確認する
  • **工事日数の確認**:30坪の住宅で外壁+屋根の工事なら7〜14日が目安。3〜4日で終わる場合は工程省略の疑いがある
  • **見積書の塗料品番確認**:塗料名が「シリコン系」などと書かれているだけでなく、具体的なメーカー品番が記載されているか
  • **塗料の使用缶数**:工事後に使用した塗料缶の空き缶を見せてもらい、塗布量が適正か確認する
  • **工事保証書の発行**:施工後に工事保証書を発行する業者は、手抜き工事をするリスクが低い
  • 費用の目安

    3回塗りを確実に行う業者の費用は「格安業者」より高くなりますが、品質と耐久性で元が取れます。

  • 外壁塗装(30坪、3回塗り):外壁のみ70〜100万円が目安
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