コラム費用・価格

賃貸・借家の外壁塗装は誰が費用を負担するのか

2025-07-27

賃貸・借家の外壁塗装費用は誰が払う?

賃貸住宅・借家(一戸建て貸家・アパート・マンションなど)の外壁塗装費用は、原則として**大家(オーナー・賃貸人)が負担**するものです。外壁は建物の「共用部分」に該当し、賃借人(借主)が費用を負担する義務はありません。

法的根拠

民法第606条では「賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う」と定められています。外壁の塗装・補修はこの「修繕義務」の範疇に含まれます。

ただし、借主が故意または過失で外壁を傷つけた場合(車をぶつけて外壁を壊したなど)は、その部分の修繕費用は借主が負担することになります。

ケース別の費用負担の考え方

|---|---|

入居中に外壁塗装が行われる場合の注意点

大家が外壁塗装工事を実施する場合、工事期間中の影響(騒音・臭い・足場による採光の遮り)について借主は我慢せざるを得ません。ただし、以下の点は借主として確認・要求できます。

  • **事前の通知:** 工事開始の1ヶ月以上前に書面で通知を求める権利がある
  • **工事期間の明示:** 足場設置〜撤去までの期間を明確にしてもらう
  • **賃料減額の交渉:** 長期にわたり居住環境が著しく損なわれる場合、賃料の一時的な減額交渉ができる場合がある
  • 借主から大家へ外壁塗装を要請する場合

    外壁の劣化が著しく(雨漏り・コケによる衛生問題など)、大家に修繕を求める場合は以下の手順が有効です。

  • 劣化の状況を写真で記録する
  • 大家・管理会社に書面(メール可)で修繕要請を行う
  • 応じない場合は内容証明郵便で正式な修繕要求を行う
  • それでも応じない場合は借主が修繕して費用を大家に請求できる場合がある(民法第607条の2)
  • 大家・オーナーの方へ

    外壁塗装は建物の資産価値を維持し、空室リスクを下げる効果があります。定期的な塗り替え(10〜15年ごと)は長期的に見て収益を守ることにつながります。

    まとめ

    賃貸・借家の外壁塗装は大家が費用を負担するのが原則です。借主は工事前の適切な通知と工期の明示を求める権利があります。

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