コラム塗料・製品

耐熱・遮熱塗料と断熱塗料の違いと選び方

2026-07-21

遮熱塗料と断熱塗料:何が違う?

外壁・屋根の塗装で「遮熱」「断熱」という言葉がよく登場しますが、この二つは仕組みが異なります。

遮熱塗料

遮熱塗料は太陽光の近赤外線を反射させることで、外壁・屋根の表面温度上昇を抑える塗料です。反射率の高い特殊な顔料(セラミックや中空ビーズ)が配合されており、一般塗料に比べて表面温度を10〜20度下げる効果があります。

  • 効果:太陽熱の「侵入を防ぐ」
  • 代表製品:日本ペイント「サーモアイ」、関西ペイント「クールタイトSi」
  • 費用目安(30坪・屋根のみ):35〜55万円
  • 断熱塗料

    断熱塗料は塗膜内に熱を通しにくい素材(中空セラミックビーズ等)を含み、外気温が内部に伝わるのを抑える塗料です。遮熱と断熱の両機能を持つ製品が多く、冬の保温効果も期待できます。

  • 効果:熱の「伝わりを遮断する」
  • 代表製品:日進産業「ガイナ」、アステックペイント「サーモテックメタルプライマー」
  • 費用目安(30坪・外壁+屋根):110〜160万円
  • 耐熱塗料とは

    工業用の「耐熱塗料」は主に機械・配管・焼却炉など超高温環境向けで、一般住宅の外壁には通常使用しません。住宅外壁で「耐熱」とされる場合は遮熱・断熱機能を指すことがほとんどです。

    埼玉東部の猛暑対策としての効果

    埼玉県は全国でも気温が高く、熊谷市などは国内最高気温41.1度を記録しています。埼玉東部エリア(春日部・越谷・草加など)でも夏の最高気温が38〜40度に達することがあり、遮熱・断熱塗料の需要が高まっています。

    屋根の遮熱塗装を行うと、室内温度が2〜5度下がる効果が報告されており、エアコンの電気代削減にもつながります。

    塗料選びのポイント

  • 屋根が南向きで直射日光を多く受ける場合:遮熱塗料が特に効果的
  • 冬の保温も重視したい場合:断熱塗料(ガイナ等)を検討
  • 予算が限られている場合:遮熱機能付きシリコン系(1〜2割増程度)を選択
  • 遮熱・断熱塗料は通常の塗料より10〜30%程度高価ですが、冷暖房費の節約効果で中長期的にコスト回収が見込めます。

    まとめ

    遮熱塗料は太陽熱の反射、断熱塗料は熱の伝わりを抑える機能を持ちます。埼玉東部の猛暑対策には特に屋根への遮熱塗装が効果的で、費用は30坪住宅で35〜55万円程度が目安です。

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