コラム塗料・製品

外壁塗料の遮熱・断熱効果の違いと選び方

2026-07-10

遮熱塗料と断熱塗料の違い

外壁・屋根塗料には「遮熱」と「断熱」という似たような言葉が使われますが、その仕組みと効果は異なります。

種類仕組み主な効果
遮熱塗料太陽光(近赤外線)を反射する外壁・屋根面の温度上昇を抑制し、夏の室内温度上昇を防ぐ
断熱塗料熱の移動を遅らせる夏は外の熱が入りにくく、冬は室内の熱が逃げにくい
遮熱+断熱型両方の機能を組み合わせ夏・冬両方に対して効果を発揮する

遮熱塗料の特徴

遮熱塗料は太陽光に含まれる近赤外線(熱を持った光)を反射することで、塗装面の温度上昇を抑える塗料です。

**効果の目安**:一般的な遮熱塗料を屋根に塗ると、屋根表面の温度が通常塗料と比較して10〜20度程度低くなるケースが報告されています。外壁に塗った場合は5〜15度程度の温度低下が期待できます。

**主な製品例**:

  • 日本ペイント「サーモアイウォール」
  • 関西ペイント「アレスクール」
  • エスケー化研「クールタイト」(屋根用)
  • 日進産業「ガイナ」
  • 断熱塗料の特徴

    断熱塗料は特殊なセラミック中空ビーズや断熱材を配合することで、外壁・屋根を通じた熱の移動を遅らせる効果を持つ塗料です。

    **遮熱との違い**:遮熱塗料は「熱を反射する」のに対し、断熱塗料は「熱の移動を遅らせる」という点が大きな違いです。断熱塗料は夏の暑さだけでなく、冬の寒さ対策にも効果を発揮します。

    費用相場の比較(30坪・外壁のみ)

    塗料の種類費用目安追加効果
    通常シリコン塗料90〜120万円なし
    遮熱シリコン塗料72〜100万円夏の遮熱
    遮熱フッ素塗料85〜118万円夏の遮熱+長耐久
    断熱塗料(ガイナなど)100〜145万円夏冬両対応

    遮熱・断熱塗料は通常塗料と比べて1〜2割程度費用が増えます。電気代の削減効果と費用のバランスで判断することが重要です。

    向いているケース

    **遮熱塗料が向いているケース**:

  • 夏の暑さが特に気になる住宅
  • 南向きや西向きで日差しを受けやすい外壁・屋根
  • 屋根裏の温度上昇が気になる住宅
  • **断熱塗料が向いているケース**:

  • 夏の暑さと冬の寒さ両方を改善したい住宅
  • エアコンの使用を年間を通して減らしたい方
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