塗膜厚とは何か
外壁塗装における「塗膜厚」とは、塗料が乾燥したあとに形成される塗膜の厚さのことです。塗膜が薄すぎると防水性・耐候性が発揮されず、厚すぎると乾燥不良・ひび割れのリスクが生じます。
塗料別の標準塗膜厚の目安
| 塗料タイプ | 推奨乾燥塗膜厚(1回あたり) | 3回塗り合計の目安 |
|---|---|---|
| シリコン塗料 | 25〜40マイクロメートル | 75〜120マイクロメートル |
| フッ素塗料 | 30〜50マイクロメートル | 90〜150マイクロメートル |
| 無機塗料 | 30〜50マイクロメートル | 90〜150マイクロメートル |
| 弾性塗料 | 50〜100マイクロメートル | 150〜300マイクロメートル |
各塗料メーカーのカタログには「標準使用量(g/平方メートル)」が記載されており、これが塗膜厚の指標となります。
薄塗り施工不良の原因
悪質な業者が行う「薄め過ぎ」施工には以下の目的があります。
塗料は指定の希釈率を超えて水で薄めると、塗膜強度が著しく低下します。
施工不良を見抜くチェック方法
**見積書での確認**
見積書に「塗料使用量(リットルまたはkg)」が記載されているか確認してください。30坪の外壁で使用する上塗り塗料は概ね15〜25リットルが目安です。極端に少ない場合は要注意です。
**工事中の写真確認**
工程ごとに写真記録を依頼しましょう。下塗り・中塗り・上塗りそれぞれの施工写真があれば、手抜きの抑止になります。
**完工後の触診**
完工後に外壁面を手で軽く触り、不均一な厚みやザラつきがないか確認します。また、ハンマーで軽くたたいて空洞音がないか確かめることも有効です。
**第三者機関の活用**
塗装工事の第三者検査サービス(費用:3〜8万円程度)を利用すると、塗膜厚計で実際の膜厚を測定してもらえます。
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