コラム基礎知識

外壁塗料の適切な塗膜厚と施工不良のチェック方法

2026-11-10

塗膜厚とは何か

外壁塗装における「塗膜厚」とは、塗料が乾燥したあとに形成される塗膜の厚さのことです。塗膜が薄すぎると防水性・耐候性が発揮されず、厚すぎると乾燥不良・ひび割れのリスクが生じます。

塗料別の標準塗膜厚の目安

塗料タイプ推奨乾燥塗膜厚(1回あたり)3回塗り合計の目安
シリコン塗料25〜40マイクロメートル75〜120マイクロメートル
フッ素塗料30〜50マイクロメートル90〜150マイクロメートル
無機塗料30〜50マイクロメートル90〜150マイクロメートル
弾性塗料50〜100マイクロメートル150〜300マイクロメートル

各塗料メーカーのカタログには「標準使用量(g/平方メートル)」が記載されており、これが塗膜厚の指標となります。

薄塗り施工不良の原因

悪質な業者が行う「薄め過ぎ」施工には以下の目的があります。

  • 使用塗料の量を減らしてコストを削る
  • 工期を短縮する
  • 塗料を薄めることで乾燥時間を短縮する
  • 塗料は指定の希釈率を超えて水で薄めると、塗膜強度が著しく低下します。

    施工不良を見抜くチェック方法

    **見積書での確認**

    見積書に「塗料使用量(リットルまたはkg)」が記載されているか確認してください。30坪の外壁で使用する上塗り塗料は概ね15〜25リットルが目安です。極端に少ない場合は要注意です。

    **工事中の写真確認**

    工程ごとに写真記録を依頼しましょう。下塗り・中塗り・上塗りそれぞれの施工写真があれば、手抜きの抑止になります。

    **完工後の触診**

    完工後に外壁面を手で軽く触り、不均一な厚みやザラつきがないか確認します。また、ハンマーで軽くたたいて空洞音がないか確かめることも有効です。

    **第三者機関の活用**

    塗装工事の第三者検査サービス(費用:3〜8万円程度)を利用すると、塗膜厚計で実際の膜厚を測定してもらえます。

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