コラム基礎知識

外壁塗装の「下塗り・中塗り・上塗り」3工程の意味と重要性

2025-10-07

外壁塗装は「3回塗り」が基本

外壁塗装の工程を調べると「下塗り・中塗り・上塗り」という言葉をよく目にします。なぜ1回では駄目なのか、それぞれの工程にはどんな意味があるのでしょうか?

下塗り(プライマー・シーラー)の役割

**下塗り材**(プライマー・シーラーとも呼ばれます)は、外壁材と中塗り・上塗りの塗料を強力に接着させる「のり」のような役割を果たします。

下塗りが重要な理由

  • 外壁材(モルタル・サイディング・ALCなど)は表面が多孔質で、直接塗料を塗ると吸い込んでしまう
  • 下塗りで表面を均一に整えることで、上塗り材が均一に付着する
  • 旧塗膜との密着性を高め、剥がれを防ぐ
  • 主な下塗り材の種類

    |---|---|---|

    中塗りの役割

    中塗りは**塗膜の厚みを確保**し、仕上がりの品質を高める工程です。

  • 下塗りの上に中塗りを行うことで塗膜が厚くなり、耐候性・耐久性が向上する
  • 色ムラを防ぎ、上塗りが均一に仕上がる下地を作る
  • 中塗りと上塗りは同じ塗料を使うことが多いが、製品によっては専用の中塗り材を使うものもある
  • 上塗りの役割

    上塗りは**最終的な仕上げ**であり、外観の色・ツヤ・耐候性を決定する最も重要な層です。

  • 紫外線・雨・風・汚れから外壁を守る最前線
  • 色の均一性・美しいツヤを出す
  • 防藻・防カビ・遮熱などの機能塗料の効果を発揮する層
  • 「2回塗り」では何が問題?

    悪質な業者の手口として「中塗りを省いた2回塗り」があります。見た目はきれいに仕上がっても、塗膜が薄いため以下のリスクがあります。

  • 耐用年数が大幅に短縮される(通常の半分以下になることも)
  • 紫外線・雨水への耐性が弱くなり、数年で剥がれや色あせが発生
  • 保証期間内でも保証の対象外にされるトラブルの元に
  • 見積書での確認ポイント

    見積書には塗装工程が明記されているはずです。以下を確認しましょう。

  • 「下塗り1回・中塗り1回・上塗り1回」と3工程が明記されているか
  • 使用する塗料の品名・製品名が記載されているか
  • 各工程の乾燥時間が守られているか(工程写真の提出を求めるのも有効)
  • まとめ

    外壁塗装の品質は「3回塗り」の徹底によって守られます。2回塗りで安くしている業者は避け、適切な工程を踏む業者を選ぶことが長持ちする塗装への近道です。

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