コラム基礎知識

台風シーズン前に外壁・屋根の点検と補修をするメリット

2026-03-21

台風被害と外壁・屋根の関係

台風は強風・豪雨・飛来物によって住宅の外壁・屋根に大きなダメージを与えます。しかし、台風被害の多くは「台風が来たから壊れた」ではなく「すでに劣化していた箇所が台風で悪化した」というケースが多くあります。台風シーズン前に外壁・屋根の状態を点検・補修しておくことで、被害を大幅に軽減できます。

台風前に点検すべき箇所

外壁のチェックポイント

  • ひび割れ(クラック)幅0.3mm以上のクラックは雨水浸入の入口になる。台風の強雨で壁内部に雨水が入り込むリスクがある
  • コーキング(シーリング)の劣化サッシ廻りや外壁のつなぎ目のコーキングが硬化・ひび割れすると雨漏りの原因になる
  • 外壁材の浮き・剥がれサイディングボードやモルタル外壁に浮きや剥がれがある場合、台風の風圧で脱落する危険がある
  • 塗膜の劣化チョーキング(白い粉)が出ている状態は防水機能が低下しているサインで、雨水の浸透を防げない
  • 屋根のチェックポイント

  • 屋根材のひび割れ・欠けカラーベスト(スレート)の割れ・欠けは台風時に飛散するリスクがある
  • 棟板金の浮き・はがれ屋根の頂上にある棟板金が浮いていると台風の強風で飛ばされることがある(近年の台風被害で最も多い事例)
  • 谷板金の錆び・劣化屋根面の谷(水が集まる部分)の金属板が錆びていると雨漏りの原因になる
  • 雨樋の詰まり・破損落ち葉や汚れで詰まった雨樋は台風の大雨時に溢れ、外壁への雨水かかりを悪化させる
  • 台風前補修のメリット

    メリット1:台風被害を未然に防ぐ

    小さなひび割れやコーキングの劣化を事前に補修しておくと、台風が来ても雨水浸入を防げます。被害が出てから修理するより、予防的補修のほうがコストが低く抑えられます。

    メリット2:火災保険の申請をスムーズに行える

    台風被害が発生した場合、火災保険(風災補償)で修理費用をカバーできる可能性があります。ただし「以前からあった劣化」と「台風による被害」の区別が求められるため、台風前の点検記録があると保険申請がスムーズになります。

    メリット3:業者の混雑を避けられる

    台風シーズンに入ると、被害修理の依頼が集中して業者が繁忙期を迎えます。台風前に計画的に点検・補修を行うことで、閑散期の費用で施工でき、工期も短く済みます。

    台風前補修の費用目安

  • コーキング打ち替え(部分):3〜8万円
  • ひび割れ補修(外壁部分):3〜10万円
  • 棟板金の浮き・固定補修:5〜15万円
  • 外壁塗装(全面):70〜130万円(劣化が進んでいる場合)
  • 点検から補修までの流れ

  • 外壁診断(無料)で現状を確認
  • 必要な補修箇所を把握
  • 部分補修か全面塗装かを判断
  • 台風シーズン前(5〜6月)に施工完了
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